天野が天国に行ってから、
月に1度は集まろうよ。と
平賀、中村に声をかけてから
僕らは急速に仲良くなったようだ。
デビューはNSPがふきのとうより
一年早いが年齢は二人の方が
僕のひとつ下で言わばフォーク村の
同級生だ。この20年弱の間
険悪な関係になった事が一度もない。
「ツボといるとほんと楽」と中村。
「おれも0型だから・・。」なんだそれ。
平賀は軽快そうなフットワークに
見せておいて、見えない努力家。
そしてこの頃はこれからも「NSP」を繋いでゆく
伝導師という覚悟を秘めているようにうかがえる。
平賀が「スリーハンサムズ」ではなく、
NSP好きが集まって「フリーハンサムズ」を
やろうとよく冗談交じりに言っていた。
そろそろ、面白いかもね。
中チャンの送別会もまだだしね。
NSP唯一の他人名義のシングル「愛のナイフ」
「作詞 天野滋 作曲 細坪基佳」
俺に対する天野の思いやりだと今も思っている。