昨日、moonmovie に「フォーエバーヤング」をアップした。
加齢による肉体の劣化、老化は摂理としても心や魂は
いつまでも酸化しないので錆びることはない。
それこそが「フォーエバーヤング」と声高らかに
唄っているのだが正直、あちらこちら痛んでいるのを
自覚し始めている。今の所は「常備薬」は一粒もなしだが、
サプリメント系はお気に入りがいくつかある。
そんな折1982年発売の「洋燈とガラス玉」を制作した
頃の写真を数枚みつけた。都留さんから頂いたものだ。
当時、自宅での曲作りを終えて、そのままアレンジも
頭の中でモヤモヤとしている音像をそのまま
カタチにしたいと思ったのだが、私にはアレンジの技術はない。
そこで、ふきツアーやソロコンをサポートしてくれていた
ミュージシャンを自宅にきてもらってみんなで
「ああだ、こうだ」と音作りを始めたのだった。
その時、都留さんは全て新品の「録音機材」を購入して、
車に積んで下北沢のわが家に通ってくれた。
僕らはそれら機材一式を「都留の出張スタジオ」と呼んだ。
今の立派な「ツルスタジオ」の「エピソードzero」だ。ああ
音作りのメンバーはバイオリン&ミキサーの都留くんを始め
ベースの河合くん、ギターは銀河鉄道の本田修二くんと
四人囃子の佐藤滿くん、ピアノは村岡サダ坊・・・
みんな「フォーエバーヤング」なんて言葉とはまるで無縁の
少年の面影の残る若者たちだった。
「洋燈とガラス玉」はそんな甘酸っぱい思い出の詰まった
大切なアルバムだ。誰も言わないから自分で
言うが(謙遜でしゅ)名曲ぞろいのキラキラしたアルバムだ。
「ガラス玉」は特に都留と本田のメインボーカルがファンタジーであるのになぜかリアル。
その何人かとは、ごく近い音楽の場にいて何かにつけて
今でもクロスしていることが嬉しい。そして感慨深い。
で、写真に写るあどけないみんなを見ていたら
「フォーエバーヤング」をアップしたくなったのさ。