「中村が形見にと持っていた天野君のギターが
家にあるんですが、処分などできなくて・・・。
もしよければ細坪さんに持っていて
いただけないかと思いまして。」
中村君の奥様からマネージャーに
そんな内容の連絡が来た。
僕にはすでにもう巡り会っちゃった
伴侶的愛器が数本あるので、
もうこれ以上楽器を増やす気持ちも
無かったのだが、天野から中村へと
繋いで来た因縁のギターとあらば
私でよければ大切に保管するのも
やぶさかではない。
という経緯で中村家から譲り受けたのが
珍しいブリッジをしているのこのギターだ。
メンテをしてピックアップを付けなければ
ライブで使用するのは難しい。
このギターは「K・yairi」のカスタム(特注)
みたいなので、マスミくんに相談してみよう。
使えるようになったらこのA &N(天野&中村)
ギターをいつか歌の旅に連れて行こう。
楽しい旅になりそうだ。