ベランダの子供用のPOOLに水を満たし、
単行本の2~3冊と水筒に入れた氷水をテーブルの上に置く。
太陽を浴びながら「ひねもすのたりのたりかな」を
何日か楽しんでいたら、肌の色がなんだか陽気な
「ハワイ帰りのおじさん」の具合になってしまった。
「ツボさんにその肌の色は求めていない」とファンの方に
言われた事がある。一昨年、サンプラザ中野さんのラジオに
出演させていただいた時も、焼けた肌に短パン姿でスタジオに
行った私に「白い冬を唄う人の肌の色ではない」と嘆かれた。
そして、季節は秋へと急ぐ・・
コロナが世の中を変えた。
コンサートの延期中止を繰り返し、自粛しながらも専門家が
「コロナ」の本性を早期に暴いてくれるものとおそらく誰もが
期待していた。でも、それは今でも叶わない。
心の隅に「何時になったら?」との不安定な思いを抱えながら、
突然やって来た「潤沢な時間」を中途半端に消費していた。
身体は休まったが心が安まることはなかった。
未来にコロナ明けはなく、コロナとの共生になると確信するに至り
こうなったらジタバタしてもしょうがない。
「じっと待つ」という心構えをあらためて「今この時間」を
「待機」ではなく誰にはばかることなく「過ごす」ことを
始めた。心の在り方だけのことかもしれないが・・
スタッフと相談しながらコンサート再開の準備を進めるウチに、
ここまでまで慎重に慎重を重ね、日々の動向に耳を傾けながら
再開にこぎ着けても来場するファンの皆さんに余計なストレスを
かけることになるかもしれないその事が我々にもストレスとなる。
そんな状況下で声を大にして「「Go to Live!」とは言いはばかる。
そして我々が出した答は9月10月は見合わせるという事だった。
どれが正解なのかは今も解らない。今はLive再開に向けて
疲れ果てる事のない「新鮮な心」を保ち続けること・・・。
そして私が最近手に入れたアイテムは「リラックス」
そう、以前と同じ生活を取り戻すことが目標ではないのだ。
あの日はあの日、今日は今日、明日は明日。あくせくするな、
じたばたするな、この環境を「心からのリラックス」に費やそう。
「夢中で生きてきた」と言えば聞こえは良いが、
ただあくせくと何かしていることが、生きている証のように感じて
自己満足の一生懸命な日々を作り出していたのかも知れない。
それはそれで美しいが、時計を外した2020年は僕に
新しい価値観を芽生えさせてくれた様だ。
再び僕が唄い出す時は、ますますステージが仕事ではなくなって
心から楽しんでいる自分がいそうだ。
異常な高温気象、異常な巨大台風の発生、総裁選は理不尽が
道の真ん中を堂々と歩いて来る。異常が異常で無くなる昨今、
幸か不幸か自分の生き方、価値観を見直す時間を
多く持つことが出来たようだ。
九州、奄美の皆さん、繰り返す災難にくじけることなく、
立ち向かう強さを応援します。
PS
ホームページメニューに「MUSIC shop」とか「goods shop」とか
目新しい名前がありますが、いま裏でコツコツと工事しているところです。出来上がったら覗いて見て下さいね。
写真は妹尾さんと「家飲み」している様子です。
ぼくは中国の通販を時々楽しんでいますが、妹尾さんの通販は
台湾だそうで、ある日気に入ったショートパンツを見つけ
「ポチッ」としたそうで、その時「あれ?これツボさんが着たら
似合いそう」な部屋着のセットアップが目にとまりついでに
「ポチッ」としてくれたそうです。
「光沢テレテレ」好きのわたしは、大喜びで
早々に試着しているのでありました。