下北沢にいってきた。
新しくなった「下北沢駅」。
戦後のままあった駅前の迷路のような商店街も消え去り、
街には見た事もない古着屋さんが溢れ、色も匂いもスピードも
僕の暮らしたあの頃の下北沢とは違っていた。
思いのほか寂しさとか、しみじみとした感情は沸いてこない。
時の流れとはそんなもんだろう。
こんな場面はもう何度も経験している。
小腹が空いたので昔よく通ったラーメン屋を探したが
すでに廃業か移転しているらしく見つからない。
そこで目新しい塩ラーメン専門店に入ってみる。
「熟成・塩ラーメン」を注文してみた。
テーブルの上に置かれた塩ラーメンはきつね色ではなく白かった。
時の流れとはそんなもんだろう。
最近は安定の行きつけのラーメン屋さんにしかいかない私は、
「まだまだチャレンジャーだ。」とか言ってるが、
年齢相応に保守的なのだろうな。
作ってくれたお兄ちゃんには申し訳ないけれど、
牛乳みたいなスープなんて「おじさんよう食べれませんわ。」