二郎さんが楽屋に置いてあった自分の鞄をひょいと開けると、中に洋服類を覆っていた
古い手ぬぐいが目に止まった
何やら懐かしい気持ちでよく見ると、それはなんと
「細坪旅館」の手ぬぐいではないか。
ずいぶん昔のこと、
ファンクラブの旅行で伊豆の老舗旅館を借り切り、二日限りの「細坪旅館」を営業したことがあったのだが、その折りに二郎さんにスペシャルゲスト
として来ていただいたことがあった。
この手ぬぐいはその時の細坪旅館のオリジナル手ぬぐいなのだ。
「いやいや、いつも旅にはなツボ、こうして持って来てるのよ。」
有り難いです、二郎さん。