本田君の話はこうだった。
今でも毎年日本に戻ってライブ
やってるんだけどコロナのおかげで
ここんとこ3年くらい戻れていない。
それでね、今年は東京に戻ってアルバムを
作ろうかって思っているんだ。
もしかしたらそれがボクの最後の
アルバムになるかも知れないと思ってね。
「洋燈とガラス玉」の中の「ガラス玉」みたいに
一曲ツボさんと都留さんと俺で一緒にもう一度
唄えないかと思ってさ、どうかな?」
「今まで色んなレコーディングを経験して
きたけどツボさん家のレコーディングが
何だか一番楽しかった」
本田さん、ありがとうございます。
全力で唄わせていただきます。
久しぶりに「洋燈とガラス玉」を聴いた。
前も言ったっけね。
誰も言わないけど、これは名盤だわ。
「朝の空を越えて」「大きな愛に包まれて」の
都留さんのストリングスアレンジ、
「待ちわび通り」「風が止まった日」の
本田くんのギターアレンジ、
「僕らの歴史」の河合さんのアレンジ
どれもこれも、いいわぁ。
生まれたばかりのサウンドが
ボクの部屋に流れているのを
今でもはっきりと覚えている。
40年前のある日
本田君は、お風呂セットを抱えて
うちにやって来て、「入るタイミング
なくしたからここのお風呂入れて・・。」
これがほんとの「壺湯」じゃねぇか。
*すべての写真は都留さん提供です。