何年か前の京都のコンサートは
騙しだまし酷使していた声帯周りが
リハーサルの後についに壊れてしまい
急遽病院に駆け込んだり、ノドを拡げたら
治るかもしれないと今西さんが
買ってきてくれたコンビニのおにぎりを
病院の待合室で丸呑みしてみたり・・・。
丸呑みした僕にお茶のボトルを差し出し
「どうです?出ますか?」と今西さん。
藁をも掴むとはこのことだね。
声がもどるわけも無く
無念の当日延期発表となったのでした。
せめて来場のみなさんに挨拶をと思い
30分ほどトークをしたことを思い出す。
だったら唄いなさいよと言うなかれ、
ほんとにあの時は、ノドもハートも
キツかった。
以来、体調とノド周りのストレッチは
欠かさないようにしています。この日も
納得のいく唄言葉のパフォーマンスが
出来たのではと自分では思っています。
もう自分に「伸びしろ」がなくなったと
感じたら、新たな「伸びしろ」から作ればいい。
ギリギリのハイトーンに頼るよりも
中低音の豊かさを磨いてみた。
まだまだ他にも鍛える場所がありそうだ。
これからも頑張ります。