エフエム秋田「大間ジローJ’s NEXT」を
聴いて頂けましたか?
NSPの中村くんや平賀くんとおなじ、
70年代音楽シーンの同級生、大間くんの番組です。
予定の出演時間を越えてしまったようでしたが、
あっという間の時間でした。
「話したりなかったので今度会うのを楽しみにしている」
というメールが大間くんからすぐに届きました。僕も同感。
僕は北海道、中村、平賀は岩手県、大間は秋田県。
ほのぼのした風土感・・・垢抜けなさが長所であります。
ひょんな機会でこの3人と僕はデビュー前に
知り合っているのです。ふきのとうデビュー前に札幌で
NSPコンサートの前座を務めたことは、以前にも書きましたが、
大間くんとは東京のテレビ番組が、初めての出会いです。
それは「キンキンムッシュのザ・チャレンジ」という音楽番組。
MCが愛川欽也さんとムッシュことかまやつひろしさん
だった事からの番組のネーミングでしょうね。
「勝ち抜きバンド合戦」的な内容でジャンルを超えた全国の
セミプロ、アマチュアバンドが多数参加していました。
大間君のバンド「ジャネット」とは決勝で対決する事に
なりました。横浜の「夜の街バンド風」なグループとの
三つ巴戦を制したのは、ジャネットでした。
破れたとは言え今となれば、懐かしい青春の思い出の一コマ。
でも当時は相当に悔しかったんだろうと想像します。
通路ですれ違いざまに「君たちが優勝するとおもってた。」と
他のバンドのメンバーから言われたことを今でもちゃんと
憶えているくらいね。とは言え「ジャネット」はすぐに
人気のでそうな「イケメン4人組」でしたねぇ。
ぼくらは準優勝と言う事で副賞にオレンジ色のオシャレな
ソニーの小型テレビを貰いました。アパート暮らしの僕ですが、
すでに小さなテレビを持っていたので、段ボールで梱包された
副賞のテレビがアパートに到着したその足で、馴染みの
「質屋」さんに持って行きました。家からの仕送り直前には
肩代わりに腕時計を持って行くと何も言わず2000円を
貸してくれる優しいおばちゃんのお店でした。
「これ、新品なの?どうしたの?」というおばちゃんの質問に、
戦利品のテレビをどうやって手に入れたかを自分の自慢を
添えて説明したと思います・・鼻高々に。
「あら~!すごいわねぇ、あなた歌を唄ってたのねぇ。」と
喜んでくれた。そして破格の「2万円」という値を付けてくれた。
おばちゃんにお礼を言って、がらがらという音を立てながら
日本風の玄関を開けて外に出ようとする僕の背中におばちゃんはこう言った。
「細坪さん、ホントにこれ盗品じゃないのね?」
僕は振り向いて、何度も大きく首を横に振った。
ふきと同時期にジャネットは「美しい季節」でデビューした。
ジャネット時代の大間君には一度も出会う機会は来なかった。
「ザ・チャレンジ」の次に会ったのは、僕の記憶が正しければ
どこかの地方都市で「オフコース&ふきのとう」コンサートの
打ち上げの小料理屋さんの二階の一部屋での事だった。
会を盛り上げる気配りで小田さんが、松尾君に長島選手の
ものまねを注文したことが、とても印象に残っている。
現在、秋田に活動拠点を置いている大間くんは、
僕が秋田でLiveをする時にはよく遊びに来てくれる。
ゴルフや温泉で遊んだことも、NatureofYearに、
秋田から駆けつけてくれたことも何度かあり、「ABC」の
ディナーショーのゲストに呼ばれた事もいい思い出だ。
そんな大間クンが秋田で10年振りにラジオ復帰したのだ。
そして先日ゲストに呼んで頂いた。
70年代の同級生が現役で活動していることは励みになるのだ。
「いつも近くにいることだけが、友よ絆の深さではない」
そんな友達のひとりだ。
大間くん、またどこかで一緒のステージを作ろうね。
ラジオゲスト、ありがとうございました。
PS
YouTuberチャンネルMoonMovieの「クロスロード」は
大間くんのドラムが楽しめますよ。