細坪基佳のソロ活動のスタートは、
1993年にソニーから出した「ON YOUR SIDE」だ、
「夢のかけら」「あの日のように」「Good Time Music」など
今でも好きで唄っているポップな楽曲が入っていて、
軽く「ふきのとう」の反動が垣間見られる。可愛い。
ディレクター達が熱心に色々なアイデアを出してくれるものの、
それが私の目指すものと微妙なズレを生じてしまう時に交わす
言葉のやり取りに不毛な思いを抱くようになる。
つまり「ふきのとう」を継承し「ヒット曲」を目指す音作りを
望むのは大手レコード会社ソニーとしては当たり前のことだ。
1995年自らのレーベル「HarvestMoon」を立ち上げた。
1995年に「HarvestMoon」
1996年に「Someonelikeyou」〜君はひとりじゃないよ〜
を発表する。
このあたりが「細坪基佳」の細坪らしいソロ活動のスタートだ。
そこで私は閃いた。
「HarvestMoon」収録の「夢に逢えるまで」の135。
「Someonelikeyou」収録の「僕のエレファント」の山梨鐐平さん。
私が依頼した彼らの曲を一緒に唄う風景が浮かんで来た。
このシンガーソングライター3人にNatureに来てもらおう。
俄然わくわくしてきた。どちらが欠けてもいけない。
すぐに私は3人の電話番号を回した・・・うそ。
目を細めながらピッピッピッピッと押したのだった。
Natureはいつもメンバー様もゲストのようなものですが、
こうして「2019Nature」には久々に
ゲストが登場することになったのでした。