東京はいい感じで晴れてますよ。
いまだに腹筋が痛い細坪です。
晴れたオフの日などドライブがてらにアウトレットにいって
ショッピングを楽しんだりするのも気分転換にはいいよね。
でも今はそれも出来ないんだもね。
アイツさえいなければ・・・。
ツアーで地方に行ってもショッピングはあまりしないのですが、
何故か福岡に行くと買い物したくなるんですよねぇ。
天神などにはこじゃれたブランドの店がたくさん並んでいます。
3枚1000円のTシャツモ売っています。
福岡でどうしてショッピングしたくなるのか?
「服を買いたくなる」理由は簡単です。
「福岡いたくなる」んです。なんてな。
福岡の天神で何度かショッピングしたことがあります。
ある日のこと、若者向けの店に入った時でした。
今風の格好をした男の子が「お客さん東京の人ですか?」
店員の男の子が話しかけてきた。「どうして?」
「いや、なんかわかりますよね。」
「その服似合いますよ、かっこいいっすよね。」
売りつける為の「お愛想」だと知っていても、
「オヤジが来る店じゃないすよ。」という視線より心地良い。
ついつい服の二つも買ってしまう。
レジで会計をしながら、軽く世間話。
「旅行ですか?」
「仕事でね、鹿児島の加治木という街にゆくんだ。」
「マジすか。俺のお袋のふるさとですよ、へぇ、驚いたなぁ。」
驚き嬉しな顔から少し真顔に戻って
「お客さん、あの街何もないですよ」
「いや、なんかあるでしょう。オススメなんかないの?」
「そうですねぇ、ないですねぇ」といいながら、
私のお買い上げのシャツをたたんでいる。
「あっそうだ、加治木饅頭食べてください。」
彼はずっと加治木の名物を考えてくれていたようだ。
「うまいの?」「いやそうでもないです。」
「は、は、は。」
加治木に到着してふらりと街を歩いた。
人影まばらな黄昏時。
顔さえおぼろな見知らぬ女学生は、自転車を押しながら
すれ違いざまに「こんばんわ」と声をかけてくれた。
それがとても自然だった。「天使かと思った。」
加治木饅頭はイマイチでも、加治木はいい街だと思った。