焼き肉やさんへ。
程なくして、「店からです。どうぞ。」と店長さんらしき方が
持ってきたのは、「カレーのルー」「は?」
確かに私達はお店のメニューに「カレー」と
書かれているのを見つけて「焼肉店にカレーですか?」と
ひとしきり盛り上がってはいたのだが、
そんな会話が厨房にまで届いてしまったのか
まさかの「カレーのルー」の差し入れです。
再び私達のテーブルにやって来た店長?さんは、
「さっきのは甘口で今度のが辛口です。食べ比べてみて下さい。」
ともうひとつ「カレーのルー」を振る舞って下さった。
再々私達のテーブルにやって来た店長?さんは、
「これが、激辛です。どうぞ。」と遂に3個目の
「カレーのルー」を置いていって下さった。
迷惑だったのではない。
このカレーが実に美味しかったのだ。
折角のご厚意に報いるべく私達は、夢中で「カレーのルー」を
ライスにかけたり、サンチュに巻いたりしながら完食した。
おかげで、お腹がパンパンとなり追加のお肉の注文が
出来なかった。それが何とも心苦しいのであった。
ナベちゃんの馴染みの焼肉屋さんの何と気前のいいことか。
そして爽やかな郡山の朝。
昨夜、激辛のカレーを食べられるのは私だけだったので
一人で美味い美味いと平らげた激辛のカレーのことを
すっかり忘れていた。
朝のトイレに行くまでは・・・。
そして爽やかな郡山の朝。