プロモーションを終えた夜、一緒にニッポン丸に
明日乗船予定の妹尾さんと合流。
もうひと方は、 北海学園大学フォークソング研究会
初代会長の藤田伸二さん。
彼は 大学3年生でヤマハのギター講師をしていて
学生の割には羽振りが良く、僕と同期の佐藤康雄さんと
ふたりで彼によくご馳走してもらっていた。
佐藤康雄さんはこのサイトの管理人をしてくれている。
佐藤くんと 夏休みに肉体労働をして得たお金で
新しいギターを買ったのだが、 余力があったので
行きつけのバーで初めて高価な洋酒をキープした。
それが「 ジョニ赤」と呼ばれていた
赤いラベルのウイスキーボトルだ。
数少ない僕の行きつけのお店に彼を誘うと
美味い美味いと言いながらそれを一瓶ごと
飲み干したのが、藤田先輩であった。
中身は「」ジョニー赤」ではなく既に入れ替えた
ヒゲのおじさんの「ブラックニッカ」だったが・・・
僕が酔いつぶれたある夜、
はやく寝たいと言うのに、まず行きつけの 喫茶店で
クールダウンした方が良いと言う藤田さんに誘われ、
「 マスター 酔いつぶれてる俺の後輩にレスカ作ってやって」
生まれて初めて飲んだレモンスカッシュは胃液かと思った。
少年の私に目をかけてくれた優しい先輩なのであった。
7~ 8年ぶりの再会となる。