Message
「Best of Ballad~15篇の物語」と題した僕の
2枚目になるBestアルバムが遂に完成しました。
文字通りのバラード集で6曲の新録音も入っています。
皆さんの愛蔵版の仲間入りが出来たら嬉しいなぁ。
ジャケットもとても気に入っています。
2枚目になるBestアルバムが遂に完成しました。
文字通りのバラード集で6曲の新録音も入っています。
皆さんの愛蔵版の仲間入りが出来たら嬉しいなぁ。
ジャケットもとても気に入っています。
「15篇の物語」に寄せて
1 風の轍
ソロアルバム「木精」のB面は東京で暮らし始めた僕が
大袈裟に言えば「自分の心を自分で旅する組曲」とした心象風景を
「風の轍」からスタートさせた。今も思い入れのある曲だ。
幼さと繊細さが自分の青の時代を思い出させてくれる。
職業作家ではないので、今はもう作れないし作れば嘘になる。
2 ただひとりの人(new Recording)
SONYを離れ、自身のレーベル「HarvestMoon」を立ち上げた時に
その第一作目のアルバム「HarvestMoon」のOpening曲だった。
「今ならこんな風に唄いたい」との僕の思いを河合さんがサポート
してくれた。ヴォーカルは奥が深い、ますます欲が出てくる。
3 輝く朝に(new Recording)
レコーディング中に連続テレビドラマ「花友禅」の主題歌に
なることが決まったので、デモテープよりも派手なアレンジにしてらった。
今回は関さんに元のイメージにリニューアルしてもらった。
いやいやもっといい。
4 忍びよる秋に(new Recording)
成熟したラブソングというものがあるのなら、それはフランクシナトラだと
想像していたあの頃からもう30年以上が経ってしまった。
シナトラになりたいというのではなく、そろそろ僕もそんなシンガーを
目指したいと思い始めている。妹尾さんのピアノが後押ししてくれている。
5 午前零時(new Recording)
渋谷や原宿で飲み始めたころ、深夜のネオンと暗闇の匂いには
たくさんの物語が息をひそめてうずくまっているように思えた。
地方出身者の僕の妄想が描き出した「午前零時の舗道」
久保田さんのエレキのリフがアーバンな気分を作ってくれる。
消えそうになるのはあなたでもあり、都会の夜にうずくまる自分でもあり・・・。
6 作品A(new Recording)
大学時代やデビュー当時、ロックだと思って聴いていたイーグルスやニッティグリティ、
ジャクソンブラウン、イアンマシューズなどは、いまおもえば
カントリーミュージックの要素も強い。だから自然に僕もカントリ−系なサウンドが
大好きという訳で・・・。「作品A」は当時よりもぐっといなたくして貰った。
7 時の足音(new Recording)
日本韓国同時発売のアルバム「まなざし」は70年代の韓国のフォークソングを
僕がカバーするというものだった。選曲は僕にまかされたので、韓国のフォークを
たくさん聴いた。その中でこの「時の足音」を見つけた。
オリジナルはビートの効いたハイテンポな曲だったのでテンポをかなり落とした。
今回はそれよりもぐっとテンポを落としたので、止まって聞こえるかもしれない。
8 初恋
映画「卒業」のラストシーンや早川義夫さんの「サルビアの花」に登場する
教会でのシーンは日本の風景ではどこか似合わない。
僕は60年代にブームになったイタリア、フランスの青春映画と重ねて見た。
なのでこの歌の主人公は決して僕ではないのだが、花嫁衣装の女性は
「ジョアンナシムカス」でお願いします。妄想です。
9 ふる里に帰ったら
ふる里が懐かしいから、恋しいから帰りたいのではない。
今自分がこうしている場所が、自分の望んだ場所なのだろうか?
自分が行きたいと思った場所はここなのか?と誰もがそんな風に
問いかける時があるのではないのかな? 僕にはあった。
10 高き空 遠き夢
こんな歌を作ったんだ、へぇ~。と今なら思える。
鳥よ、翼を止めなくて良かったね。
遠くまで君を運んでくれた、たくさんの風達のお陰だね。
出来たばかりのこの曲のデモテープを朝になるまで
聴いていた日のことを記憶のどこかで忘れない。
11 風の螺旋
僕が10月生まれだからという訳でもないが、
僕は秋の風景が好きらしい。哀しみさえ潤んでる。
切なささえドラマチック。秋を美化してる。
それほどに全てを赤に染める季節は幻想的だ。
愛も傷も忘却のうちの埋没するものだとしても
絶対に忘れたくないこと、忘れられないことのひとつふたつを
僕らが歩いて来た道で拾って来たはずだ。
12 エレジイ
出会いのときめきと別れの淋しさがある。
いつもそれは同じ割合でやって来た気がするが、
この年齢になっては仕方のないことなんだろうけれど、
最近は別れの寂しさのほうが多くなって来た。それも永遠の。
「人生は悲劇かそれとも喜劇か?」とよく言うが、人生は奇跡だよね。
13 ひとりの君へ
記念すべき細坪基佳の初シングル「ひとりの君へ」
思い入れと思い出が溢れます。
あの頃、作曲する時は大きなラジカセの前に胡座をかいて
ギターをかき鳴らしながら閃くまで嘘日本語や嘘英語で延々と唄うのだが、
「ひとりの君へ」は嘘イタリア語だった。なぜならカンツォーネを
作りたかったから。あの心のままに歌い上げる下世話?さが大好きなのだ。
14 Autumn Morning
愛し合うもの同士は、いつか生き方も目指す方向もひとつに
なって行くのが理想だと思っていた。それが愛だと思っていた。
だけれど、もともと自分と違うからこそ惹かれ合ったのだし、
みんなが同じなら世界はひとりでいいことになる。
僕と違うあなた・・・少し似てるね、くらいが丁度いい。
15 セクシー
「恋してる それだけで風の匂いもセクシー」
このフレーズが普通に理解してもらえて嬉しかった。
風の匂いも、星の瞬きも、それらの現象を愛でることが出来る
僕らが生きているからこそ美しいのだ。
いくつになっても森羅万象にときめく僕らはいつだってSexyなんだ。
1 風の轍
ソロアルバム「木精」のB面は東京で暮らし始めた僕が
大袈裟に言えば「自分の心を自分で旅する組曲」とした心象風景を
「風の轍」からスタートさせた。今も思い入れのある曲だ。
幼さと繊細さが自分の青の時代を思い出させてくれる。
職業作家ではないので、今はもう作れないし作れば嘘になる。
2 ただひとりの人(new Recording)
SONYを離れ、自身のレーベル「HarvestMoon」を立ち上げた時に
その第一作目のアルバム「HarvestMoon」のOpening曲だった。
「今ならこんな風に唄いたい」との僕の思いを河合さんがサポート
してくれた。ヴォーカルは奥が深い、ますます欲が出てくる。
3 輝く朝に(new Recording)
レコーディング中に連続テレビドラマ「花友禅」の主題歌に
なることが決まったので、デモテープよりも派手なアレンジにしてらった。
今回は関さんに元のイメージにリニューアルしてもらった。
いやいやもっといい。
4 忍びよる秋に(new Recording)
成熟したラブソングというものがあるのなら、それはフランクシナトラだと
想像していたあの頃からもう30年以上が経ってしまった。
シナトラになりたいというのではなく、そろそろ僕もそんなシンガーを
目指したいと思い始めている。妹尾さんのピアノが後押ししてくれている。
5 午前零時(new Recording)
渋谷や原宿で飲み始めたころ、深夜のネオンと暗闇の匂いには
たくさんの物語が息をひそめてうずくまっているように思えた。
地方出身者の僕の妄想が描き出した「午前零時の舗道」
久保田さんのエレキのリフがアーバンな気分を作ってくれる。
消えそうになるのはあなたでもあり、都会の夜にうずくまる自分でもあり・・・。
6 作品A(new Recording)
大学時代やデビュー当時、ロックだと思って聴いていたイーグルスやニッティグリティ、
ジャクソンブラウン、イアンマシューズなどは、いまおもえば
カントリーミュージックの要素も強い。だから自然に僕もカントリ−系なサウンドが
大好きという訳で・・・。「作品A」は当時よりもぐっといなたくして貰った。
7 時の足音(new Recording)
日本韓国同時発売のアルバム「まなざし」は70年代の韓国のフォークソングを
僕がカバーするというものだった。選曲は僕にまかされたので、韓国のフォークを
たくさん聴いた。その中でこの「時の足音」を見つけた。
オリジナルはビートの効いたハイテンポな曲だったのでテンポをかなり落とした。
今回はそれよりもぐっとテンポを落としたので、止まって聞こえるかもしれない。
8 初恋
映画「卒業」のラストシーンや早川義夫さんの「サルビアの花」に登場する
教会でのシーンは日本の風景ではどこか似合わない。
僕は60年代にブームになったイタリア、フランスの青春映画と重ねて見た。
なのでこの歌の主人公は決して僕ではないのだが、花嫁衣装の女性は
「ジョアンナシムカス」でお願いします。妄想です。
9 ふる里に帰ったら
ふる里が懐かしいから、恋しいから帰りたいのではない。
今自分がこうしている場所が、自分の望んだ場所なのだろうか?
自分が行きたいと思った場所はここなのか?と誰もがそんな風に
問いかける時があるのではないのかな? 僕にはあった。
10 高き空 遠き夢
こんな歌を作ったんだ、へぇ~。と今なら思える。
鳥よ、翼を止めなくて良かったね。
遠くまで君を運んでくれた、たくさんの風達のお陰だね。
出来たばかりのこの曲のデモテープを朝になるまで
聴いていた日のことを記憶のどこかで忘れない。
11 風の螺旋
僕が10月生まれだからという訳でもないが、
僕は秋の風景が好きらしい。哀しみさえ潤んでる。
切なささえドラマチック。秋を美化してる。
それほどに全てを赤に染める季節は幻想的だ。
愛も傷も忘却のうちの埋没するものだとしても
絶対に忘れたくないこと、忘れられないことのひとつふたつを
僕らが歩いて来た道で拾って来たはずだ。
12 エレジイ
出会いのときめきと別れの淋しさがある。
いつもそれは同じ割合でやって来た気がするが、
この年齢になっては仕方のないことなんだろうけれど、
最近は別れの寂しさのほうが多くなって来た。それも永遠の。
「人生は悲劇かそれとも喜劇か?」とよく言うが、人生は奇跡だよね。
13 ひとりの君へ
記念すべき細坪基佳の初シングル「ひとりの君へ」
思い入れと思い出が溢れます。
あの頃、作曲する時は大きなラジカセの前に胡座をかいて
ギターをかき鳴らしながら閃くまで嘘日本語や嘘英語で延々と唄うのだが、
「ひとりの君へ」は嘘イタリア語だった。なぜならカンツォーネを
作りたかったから。あの心のままに歌い上げる下世話?さが大好きなのだ。
14 Autumn Morning
愛し合うもの同士は、いつか生き方も目指す方向もひとつに
なって行くのが理想だと思っていた。それが愛だと思っていた。
だけれど、もともと自分と違うからこそ惹かれ合ったのだし、
みんなが同じなら世界はひとりでいいことになる。
僕と違うあなた・・・少し似てるね、くらいが丁度いい。
15 セクシー
「恋してる それだけで風の匂いもセクシー」
このフレーズが普通に理解してもらえて嬉しかった。
風の匂いも、星の瞬きも、それらの現象を愛でることが出来る
僕らが生きているからこそ美しいのだ。
いくつになっても森羅万象にときめく僕らはいつだってSexyなんだ。
人はそれぞれであるけれど
この詩集をあなたの心の隅に置かせて欲しい。
夢も現も人の心の中では「ホント」のことだから。
細坪基佳拝
この詩集をあなたの心の隅に置かせて欲しい。
夢も現も人の心の中では「ホント」のことだから。
細坪基佳拝