東京都世田谷区の昼下がり
急にとんでもない雨が降ってきた。
僕のソロコンのBGMは割と70年代から
80年代の洋楽のフォークロックを流して
いるのだが「 今度の九州のフォークコンサート
ではお客さんがホールに入ってきた時、そして
帰っていく時のBGMは日本のフォークソングに
したい」と急に思い立った。
そしてNSPの平賀さんがポニーキャニオンの
ディレクターだった頃,題して「奥のフォーク道」
と言うタイトルの4枚組のフォークソング集を
制作していたのを思い出した。
確か私も一組もらっているはずなのだが
部屋中を探してもどうにも見当たらない。
そこで、平賀に電話して九州で「奥のフォーク道」を
使いた旨を伝えた。平賀さんの返事は
「あちこち探したけどどこにもない」だった。
「頼むよ、平賀!」
もしかしたら事務所にあるかもしれないなぁと
思い立ち早速、車で事務所に向かったが、
予想通りどこにもなかった。
「頼むよ、ツボ!」
しょうがないなぁと諦めて事務所の階段を
2~3段降りたあたりで、 急にパラパラと
大粒の雨が降ってきた。車のところまで
行くのに濡れてしまうのもなんだかしゃくに
障るしと思いしばらく事務所の前で雨宿り。
雨は止むどころか、大粒が小粒に変わり
もっとちっちゃくなって霧になり、強く吹き
始めた風に踊って上下左右へところかまわず
濡らし回ってゆく。 辛抱たまらんと私は再び
事務所のドアを開け中に待避する。
「 雨足が弱くなるまでしばらく待機だ。」
と言う安易な私の考えを完全に鼻で笑う如く
風神様と雷神様のページェントは終わらない。
心臓を突き刺すような大爆音の落雷に
腰を抜かしかけた後、事務所のテレビが
「 電波状況が良くありません」 と言って
どのチャンネルも映らなくなった。
平賀から連絡が来た。
「奥のフォーク道」はないが富澤一誠さん監修の
フォークアルバムならあるよ。」
「 さすが平賀さん頼りになります。」
八女と日向にお越しの皆さん。
入場時から少年時代少女時代を思い出すような
懐かしいフォークソングでお迎えいたします。
そんなわけで家に戻った私は、「 今日まで
いろんな 音楽仲間との出会いがあって
九州のフォークイベントにも繋がってんだなぁ。」
などとしみじみしながら自分でも好きな曲
「クロスロード」を編集したのだった。
しかしこんな時間になってしまった。
MoonMovieにアップするのは明日と言うことで。
おやすみなさい。
結局、事務所には2時間くらいいたのだが
雨足はとどまるところを知らず、 事務所に
頭からすっぽり被るポンチョのような
雨合羽があることを思い出し、
激しい雨の中を車まで走ったのだった。
おかげさまで 私の生活エリアは災害に
なるほどの雨ではありませんでしたが、
場所によっては大変なことになった東京でした。