客席に流れていたBGMが小さくなり
ステージの照明が一気に明るくなれば
名古屋ガスホールのコンサートのスタートだ。
僕と久保田がゆっくりステージへ
歩いて行くと客席からの歓迎の拍手が
大きく長く重なり合うようにホールに響く。
その拍手の音が僕にはいつもと違うように感じた。
国際フォーラムの高揚感が僕の心の奥で今でも
静かに燃えているように、客席の皆さんの心にも
50周年イベントを乗り切った余韻を僕と一緒に
楽しんでくれているような気がしたのだった。
「この付き合いは一生もんだぜ」を 共有してる。
と、 勝手に今池の皆さんが共犯者に思えた。