頻繁にこのメンバーでコンサートができたら
きっと楽しいだろうけどそうもいかないから。
年に1度のコンサートはやり直しがきかない。
だから尚更、夢中になる。
いくつもの個性が自分に中に存り
それがこのステージの上でタペストリーを
織るように1枚の絵になってゆく。
そうなんだ僕の個性は
ひとつじゃなくていいんだ
自分自身とはひとつきりのものではないんだ。
喜んだり、悲しんだり、泣いたり、怒ったり、
いつか俯瞰で眺めることの出来る日がきて
それは命が果てる時かもしれないが
実は すべてはひとつの個性だったと
ストンと心に落ちるように認識出来たらいい。
青臭い言葉だが僕は音楽という杖で
自分探しの旅を歩いてるのかもしれない。