やんやの歓声でワタシを
迎えてくれるかと思いきや
意外に静かな反応に少し肩透かし。
そのうちトークの場面あたりから
徐々に解れてきて、以前と変わらない
「沖縄のツボソロ」の雰囲気に戻ってきた。
デビューしたての頃の沖縄のステージは
いつでもどこでも静かだったのを思い出した。
今のようにトークで和ませる腕?もなく
淡々と流れてゆく曲達をただ淡々と
聴いてくれているような感じで
ステージに客席からの熱が伝わらなかった。
今になって思えば、それは
少しの音も逃さず、今いるホールの
臨場感を心と身体に焼き付けて
おきたいという熱意の表れだった
のだと思う。
「盛り上がらないなぁ」と感じた
「肩透かし感」は僕の未熟さ故の勘違い。
全国の中でもここ沖縄は、ふきのとう時代も
含めて、現在進行形で僕の音楽を大切に
してくれている街だ。
沖縄と近隣の島々は少し静かなくらいが
丁度いい沸点を超えると「まあぁ、騒がしい」のだ
うれしいけど・・・。