「オープニング「Heart of Gold」からの4曲が
狙い通に決まれば、後は自然に動き出すはずだ。
そのくらい、この4曲には久保田君と関君に
たくさんのリクエストをさせていただいた。
何しろ風景と心情でしか求めている世界観を
伝えられない素人の私にふたりは、たくさんの
技芸の引き出しをゴソゴソとあけて
「これでしょ!」と提示してくれた。
多岐にわたる技と情熱をもってふたリにしか
作り出せないだろうGuitar2本の
リズムキープにとどまらないフレーズの融合。
ただテンポを合わせて「よーい!スタート。」ではない。
でも、それに昇華してゆくには音を合わせる者同士の
それぞれの音の歴史があればこそ。
その音楽の中で「呟くように」「語るように」
「吐露するように」言葉をかみしめて唄うことのわくわく。
久保田、関、細坪での4曲は、なんだかあっという間に終わった。
だか、この後のひとりの参加で、一気にステージは
70年代のフォークソングブームの空気感へと・・・。
「Nature of year2023」はいい感じで動き出していった。