退院の手続きをすまし
執刀医先生様との最後の面談で
いよいよ退院となる。
病室にその執刀医先生がなかなか来て
くれないのでいつでも帰宅できるようにと
身だしなみを整え 、 カバンを足元に置いて
2日間お世話になったベッドに座って
しばしぼーっとしておりました。
「退院ですか?」
先ほどから病室に入ってきて
床などを 拭いていた掃除おじさんが言う。
「はい。」とぼくが 返事をすると
おじさんは完全に身体を僕の方に
向けて持っていたモップに体を預けて
満面の笑みで「おめでとう御座います。
二度と帰って来ませんように。」
と。ニコッと笑ってくれた。
たった2泊でしたから、とも言えず
「ありがとうございます。」 と
軽くお辞儀をしました。
見知らぬ方からの 優しい言葉に
気持ちをほっこりさせて
退院してきました。
体のダメージはほとんどなく、
傷口が治るまでおとなしく
していましょというところです。
1年半前に骨折した左手首に取り付けた
プレートを外すだけの「手術」と言うより
「作業」に 近いのかもしれない。
近々の コンサートではそんな
「プレーと外し」の話をしていたので
心配してくださった方々には
ありがとう&すいませんでした。
さぁ、 ツボッチ探偵団の続きを始めましょう。
「鎌プリ」のドルチェからですね。
鎌倉に向かった日は富士山が
とてもきれいでした。