プリティーウーマンと言えばリチャードギア。
ただの2枚目役者かと思って貰っては困るのよ。
私は「愛と青春の旅立ち」でやられた。
ラストシーンのリチャードギアがずるい。
主題歌をうたう ジョーコッカーもずるい。
あのウッドストックで感電しているかのように
唄うジョー・コッカーとは別人のようだった。
ミュージカル「プリティーウーマン」の帰り道
自宅で映画「プリティーウーマン」を
見るつもりでいたがなぜか「真実の行方」を
引っ張り出しひとり映画鑑賞会をしてしまった。
ファイトクラブのエドワードノートンに
演技では押されていた感も否めないが、
二枚目に似合った薄い役だけと思ったら
案外どんな役もこなすリチャードギアは
やっぱりずるい。
ホラー映画好きとしては「プロフェシー」も
捨てがたい。あのリチャードギアがこんな
都市伝説みたいな映画にも出るんだと
そうとうに親近感がわいた。
でも、
リチャードギアで1番印象に残っているのは
つかこうへいの「熱海殺人事件」だ。
仲代達也の強面警部鬼塚伝兵衛と
若い刑事の風間杜夫。
取調室で 警部鬼塚伝兵衛に「お前、名前は?」
と聞かれ、どう見ても不細工な犯人が
「リチャードギアばい」と九州訛りで
答えたシーンがあまりに唐突で不調和で
なぜか頭にこびりついている。
「いいかてめえ、誰でも人は殺せても
誰もが犯人にはなれないんだよ。」と
吐き捨てる自分が何者なのかいまだに
わからない 風間杜夫刑事のイライラした
セリフと一緒にいまだにこびりついている。
昔のことで記憶違いもあるだろうが・・・。
1978年の「 ミスターグッドバーを探して」にも
リチャードギアは 嫌な奴役で出演している。
2024年「ミスターグッドバーを探して」で
共演したダイアンキートンと「幸せの選択肢」で
再び共演している。