演奏しながら、僕が不意に閃いたことを
拙い言葉でふたりに伝えると、
彼らは彼らの音楽で蓄積された
自らの音楽の引き出しを駆使して
音楽理論に疎い僕の曲の
角度と表情を徐々に変えてくれる。
ワクワクする。
素晴らしい音楽仲間と長い年月を
重ねてきたからこその作業であり
極上の喜びの瞬間だ。
夢中になれたリハーサルは
気付けば、浦島太郎。時間を忘れる。
集中力が落ちてるというのにだ。
メロディなのに
詞が自由に語ってる
決まりごとはあるのに
こころが自由に揺れている
俯瞰で唄うことを越えた
そんな歌の表現の入り口が
ほんの少し見つけ出せそうな気がした。
(おおよそ、勘違いなのだが・・)
きっと先はまだまだ遠いのだけれど
そんなシンガーになれることが
七色の虹を渡りながら成長する
来年のわたしの究極の夢。
そうなれたら、しあわせだろうなぁ。