真ん中で一際大きいのが人気の帝釈天で今回のリーダー的存在。
一番上の4人が菩薩チーム。その下の黄金の4人が如来チーム。
帝釈天を囲む様にしている赤い炎のおっかない4人が明王達。
両サイドの立像は四天王のうちのふたり。
どうだい?すごいだろう。しかもこの仏様を前から後ろから、右から左から眺め放題なのだ。
この力強さ、躍動感、美しさ、尊厳と畏敬。飽きる事が無い。
そんな仏様の中に「あれ?この仏様のお顔はどこかで見た事があるような。この体型はどこか親しみを感じるなぁ。まあるい顔、ぽっちゃりお腹にハト胸、細長い目・・・あっ!ひょっとしたら俺に・・似てるか?」東寺で何度も拝見しているのだが、手の届きそうなこんな近くでまじまじと眺めていると不遜ながらそんな気持ちが沸いてきた。
その方は、菩薩チームの中の「金剛薩埵(こんごうさった)」と言う仏様だった。金剛薩埵は修行する僧達の憧れの存在で、私もその名前はよく知っていた。「ダイヤモンドの仏の心」とでも言おうか、仏の教えによって究極の悟りを求める者達の代表だ。
私に似ているとは何と大それた物言いだが、なんだか似てるんだよね。どう思う?
この日以来、買い求めた金剛薩埵のブロマイドを好きな赤い色の額に入れて机の前に飾っているんだけど・・・見る?