昭和生まれの私としては、あの頃の風景そのままの街角が好きだ。
そんな商店街の一角に、店頭に男性用化粧品を大量に並べた店があった。「MG5、タクティクス、ブラバス、ヴィンテージそしてアウスレーゼ」すべてを知っていた自分が哀しい・・・。
ちなみに私はほとんど使った事が無い。
中学の卒業式で、男子だけに配られた男性用化粧品「ヴァイタリス」のサンプルを家に帰って、初めて髪の毛に付けた時、「大人になった」といった気分よりもベタベタとした「オヤジ臭さ」に頭を覆い尽くされたような感じが実に不愉快なものだった記憶がある。
いまはもうないが、デビュー当時の古いホテルのベッドの枕は時々そんな匂いがしていたなぁ。
昭和生まれの私としても、あの香りは未だに苦手だなぁ。