中村の人柄そのままがホールの空気・・ムードを作っていた。
サポートメンバーは、復活NSP時代の仲間なんだとか。
そしてベースは平賀和人。
天野はいないけれどこれぞ「純正NSP」だ!
客席で見ていた私に
「復活NSP」ってこんな感じだったんだろうなぁ。と
想像させてくれるほどワクワクするステージだった。
おそらくソロになって初めてのバンド編成によるステージに
中村の顔もいつになく弾んでいるように思えた。
ソロシンガー中村貴之のステージに初めて登場した平賀は
NSPではない中村の曲に初めてベースを付ける。
45年近くNSPを見守ってきたファンにとっては
胸が熱く切なくなるシーンのはずだ。
「ここに天野がいたら・・・」はもういい。
ふたりは今も生きていて、そしていまも音楽を愛し続けている。
あの日のステージはふたりの新しい関係が生まれた瞬間だった。
それを笑いながら10年待ち続けた中村は
やっぱり「いいい奴」なんだ。