12月23日
北海道から戻ってくると
パソコンの調子が悪くてなっていて
急遽佐藤君にメンテナンスお願いしたり
昔の北海道のテレビ番組仲間の石崎くんの
ラジオ番組にゲスト出演したり
京都用のリハーサルなどをしていたが、
どうもノドの調子がいまいちなのが気になる。
声を出すのにいつも以上の力がいるのだ。
ツアーが続くとそれはよくあることで、
のどを酷使すると声帯を含むそのまわりの
声を出すときに必要な靱帯や筋肉が疲れて
軽く炎症をおこすのです。
コンサートの翌朝起きるとわたしの声は
「低音でドスのきいたのガラガラ声」になっています。
でもバスルームの湿気の多いスペースの中で
声帯まわりのストレッチ(ボイトレ)を1~2時間もすれば
筋肉が柔らかくなり、いつも通りの声に復活するのです。
もう何年もそれを繰り返しています。
最近の本番のステージは絶好調で
「今日は声がとても伸びていたねぇ。」
などと言っていただいたりもします。
ツアーから戻って数日も過ぎれば、
ノドまわりの疲労感はとれます。
そしてまた次のツアーにでかけてゆきます。
だから、このやり方でいいのだと信じていました。
その上わたしは、声帯が人様よりも
丈夫に出来ているという思い違いをしていたのでしょう。
昨年10月あたりから回復が遅くなった
朝の「ガラガラ声」を力技のスパルタストレッチで
無理矢理整えるという方法で知らず知らずのうちに
いじめていたのかも知れません。
いよいよ、今年最後のコンサートを見事に終えるべく
美しい富士山を眺めながら、
わたしは東名高速を京都に向かって車を走らせた。